Googleの生成AI「Gemini(ジェミニ)」は、7月から9月にかけて毎月のように新しいモデルが出ています。会社で使っているGoogle Workspace(Gmail、ドキュメント、スプレッドシート、Meetなど)でも、Geminiを使った機能が増え続けています。
この記事では、Geminiの最新モデル、Workspaceで仕事に使える機能、9月の主な新機能、プランと料金の選び方を整理します。情報は2026年9月24日時点です。機能は順番に提供されるため、使う前に公式の情報も確認してください。
※本記事はAI(Claude)の支援を受けて作成し、内容は編集部がGoogleの公式情報と照らし合わせて確認しています。
先に結論:押さえたい3つのこと
- 最新モデルはGemini 3.8 Flash:9月2日公開。Flashは7月から毎月更新されています。上位モデルの3.5 Proは、9月24日時点で正式な公開の発表がありません
- Business Standard以上なら、Geminiは追加料金なし:Gmail、ドキュメント、スプレッドシート、Meetなどで使えます。Business Starterは一部の機能だけです
- 9月は「自動化」が進んだ:Workspace Studioで、Asanaなど他社のサービスと連携した自動化を作れるようになりました
Geminiの最新モデル(2026年7〜9月)

Geminiは、5月のGoogle I/Oで発表された3.5世代のあと、軽くて速い「Flash」が毎月のように更新されています。
| 公開日 | モデル | 内容 |
|---|---|---|
| 7月21日 | Gemini 3.6 Flash | 中心となるモデル。前のモデルより使う量(トークン)を最大17%減らした |
| 7月21日 | Gemini 3.5 Flash-Lite | 低価格のモデル |
| 8月13日 | Gemini 3.7 Flash | Flashの更新 |
| 8月27日 | Gemini Omni Flash | 動画の生成・拡張向け |
| 9月2日 | Gemini 3.8 Flash | 最新のFlash |
| 9月15日 | Gemini 3.8 Live | 声でリアルタイムに会話するためのモデル |
| 9月22日 | Gemini 3.8 Flash TTS | 文章の読み上げ(音声合成)向け |
上位モデルの「Gemini 3.5 Pro」は、7月の時点で「パートナー企業と試験中」とされていました。9月24日時点でも、Googleの開発者向けリリースノートに正式公開の記載はありません。
Geminiアプリでは、細かい番号ではなく「Flash」などの名前で表示されます。どの番号のモデルが使われるかは、プランや時期によって変わります。
Google Workspaceで使えるGeminiの機能

Workspaceでは、いつものアプリの中からGeminiを呼び出せます。
| アプリ | Geminiでできること(例) |
|---|---|
| Gmail | 長いメールのやり取りを要約する、返信の下書きを作る |
| ドキュメント | 文章の下書き、言い換え、要約 |
| スプレッドシート | 表の作成、データの整理や分析、AI関数での一括処理 |
| Meet | 会議のメモを自動で取る(自動メモ) |
| Vids | 資料や文章から動画を作る |
| Gemini アプリ | チャットで質問する、画像や動画を作る |
| Gemini Notebook | 資料をまとめて読み込ませ、その資料をもとに質問する |
| Workspace Studio | 「メールが来たら要約してチャットに送る」などの自動化を、言葉で指示して作る |
たとえば、Workspace Studioで「毎朝、問い合わせメールを要約してチャットに送る」という仕組みを、プログラムを書かずに作れます。
9月の主な新機能
- Workspace Studioで他社サービスと連携(9月17日発表):Asana、Jira、HubSpot、Salesforce、Slackなどとの連携(ベータ版)が加わりました。外部のサービスに通知を送る仕組み(Webhook)や、Apps Scriptを使った独自の手順も作れます。利用者への提供は9月21日から順に始まり、Business Starterから使えます
- Geminiアプリの中でノートブックを使える(9月17日):資料をまとめたノートブックを、会社や学校のアカウントでもGeminiアプリから使えるようになりました
- ドキュメントでノートブックの資料を引用(9月23日):Gemini Notebookに入れた資料をもとに、ドキュメントで下書きを作れます
- Meetの自動メモの改善(9月22日):要点を1ページにまとめた「クイックメモ」が加わりました。9月29日からは、3人以上の会議だけで自動メモを取る設定もできます
- Gmail検索のAIによる要約(9月18日):検索結果をAIが要約します。今のところ、表示言語が英語の場合だけです
プランと料金の選び方

| プラン | 月額(1ユーザー) | Gemini | 向いている会社 |
|---|---|---|---|
| Business Starter | 料金ページで確認 | 一部だけ(Gmail、Vids、Geminiアプリ) | まずメールと共有の仕組みだけほしい |
| Business Standard | 1,900円 | Workspace全体で使える | 仕事でGeminiを使いたい中小企業 |
| Business Plus | 3,000円 | 同上 | セキュリティや端末の管理も強めたい |
| Enterprise Standard | 3,670円 | 同上 | 300人を超える、または管理機能が必要 |
| Enterprise Plus | 4,760円 | 同上 | 最も強いセキュリティが必要 |
金額は管理コンソールの表示です。この画面には、契約の形(年間契約か月ごとか)や税の扱いの記載がありません。Googleの料金ページによると、年間契約は月ごとの契約より16%安くなります。申し込む前に、料金ページで確認してください。画面のBusiness Plusにある「1,900円」は、試用の案内として表示された価格です。
選び方の目安は次のとおりです。
- 仕事でGeminiを使いたい:Business Standard。Gmail、ドキュメント、Meetなど、ほぼすべてでGeminiが使えます
- Geminiを大量に使う:別売りの「AI Expanded Access」を追加すると、利用の上限が上がります。たとえばVidsの動画生成は月50本から200本に、スプレッドシートのAI関数は月5,000回から25,000回になります
- Business Starterを使っている:Gmail以外でもGeminiを使いたいなら、Standardへの切り替えを検討しましょう
使う前に知っておきたい注意点
- 新機能はすぐに出ないことがある:Workspaceの新機能は、会社ごとに順番に届きます。管理者の設定でオフになっている場合もあります
- 英語だけの機能がある:Gmail検索のAI要約のように、日本語ではまだ使えない機能があります
- データの扱い:Googleは、Workspaceのデータを許可なくAIの学習に使わず、Geminiアプリでのやり取りも人が確認しないとしています。個人のGoogleアカウントで使う場合は、条件が違うので設定を確認してください
- 最後は人が確認する:要約や下書きには間違いが入ることがあります。数字、固有名詞、社外に出す文章は、人が確認してから使ってください
まとめ
- Geminiの最新は9月2日公開の3.8 Flash。上位の3.5 Proはまだ正式な公開の発表がない
- Business Standard以上なら、Gmail、ドキュメント、Meetなどで追加料金なしで使える
- 9月はWorkspace Studioで、他社サービスと連携した自動化が作れるようになった
- データは許可なく学習に使われない。ただし最後の確認は人が行う
まずは、毎日使っているGmailで「このやり取りを要約して」と頼むところから試してみてください。
