大雨の翌日、外壁に水のシミができているのに気づいて、屋根に上ろうとする方がいます。でも私たちが最初にお勧めしているのは、屋根に上ることではなく、まず地面から溢れている場所を特定することです。この記事では、雨樋が詰まったときに地面から確認する順番と、無理をしない範囲についてお話しします。料金表やネットカバーの施工手順、足場の設計については触れていません。当社の主な業務は下水道管路内の調査・清掃で、雨樋はその周辺で対応している二次的な仕事になります。管内の見え方について知りたい方は下水道カメラ調査の方式をご覧ください。
まず地面から、溢れた場所を探す
雨樋は詰まったまま溢れると、外壁や基礎のまわりに水が回ってしまいます。だからこそ最初にすべきなのは、屋根に上ることではなく、溢れている場所を地面から特定することです。私たちが仕事をしている川口周辺では、11〜12月に落ち葉が集中しやすい時期があります。大雨の翌日、晴れているうちに地面から見るのがコツです。はしごを一人で使うことや、強風・雨の中での屋根作業は、私たちの現場でも避けています。墜落は清掃よりもずっと高いコストになってしまいます。
地面から確認していること
実際に地面から見て回るときは、日付と天候(大雨の翌日かどうか)、溢れている位置(どの面のどの階付近か)、縦樋の出口から水が出ているかどうか、外壁の筋やシミの有無と位置、基礎まわりに水たまりができていないかを確認します。そして最後に、自分で登るか、二人以上ではしごを使うか、業者に頼むかを決めます。「変な音がする」というだけでは、あとで場所が分からなくなってしまうので、面と階数を先に書いておくようにしています。
詰まりやすいもの
詰まりの原因になりやすいのは、落ち葉、土砂、鳥の巣、コケです。雪や氷は冬場に増えます。近くに落葉樹があると、詰まる頻度も上がります。年1〜2回という数字はあくまで目安で、実際に溢れたという事実のほうを優先して判断しています。
自分でやる範囲、止める範囲
低層で足が届き、二人以上いる場合であれば、大きな落ち葉を手で取り除いたり、ホースで水を流して出口を確認したり、金具の緩みを目視で見たりする程度は自分で対応してもよいと思います。一方で、2階以上の軒、はしごが不安定な状況、雨上がりの滑りやすい足場、一人での作業、無理な前傾姿勢が必要な場所は、止めるべきです。道具の通販名などはここでは挙げません。メーカーの指示と現場の安全のほうを優先しています。
業者に相談するときの一言
業者に相談するときは、「○面の○階付近から溢れている。縦樋の出口は水が出る/出ない。大雨の翌日に地面から確認した」という一言があると、話がスムーズに進みます。勾配の不良や金具の外れ、樋そのものの破損は清掃だけでは直らないこともあるので、見積りの前に、溢れた位置のメモを残しておくことをお勧めします。